くまのぬいぐるみ:手放せないもの
物を減らしたいのに、どうしても手放せないものがあります。
おそらく私の所持品の中で、最も古いもの。
くまのぬいぐるみ。
3歳の時、親に買って貰ったもの…だったはず。
”くんく”と名付け、幼少期、ずーっと手放さずに抱えていました。
ある日、私が知らない間に母がくんくを洗って、洗濯バサミに挟んで乾かしていたことがありました。
それを見た幼稚園児の私は、
「洗濯バサミに挟まれて痛そう(;o;)」
「助けてあげられなくてごめんね(;o;)(;o;)(;o;)」
とシクシク泣いていました。
完全に生き物として認識していたのかもしれません。衝撃的だったのでしょうね。
ベランダでくんくが洗濯バサミに挟まれ、吊るされている光景を、今でも鮮明に思い出せます。
しかし、ずっと持ち歩いていたのですから相当汚れているはずです。
洗ってくれてありがとうお母さん。
そして、乾いたくんくは鼻の周りと耳の部分が真っ白に戻っていたので、
「きれいになった!!!」と私は大喜び。
そんな記憶が残っています。
小学生の頃も、モフモフした動物のぬいぐるみが大好きで、たくさん買って貰っていました。
たくさん可愛がって、古くなって、高校に入る頃にはほとんど手放していました。
それでも、くんくだけはどうしても手放せませんでした。
就職して一人暮らしを始める時も連れて行きました。
結婚しても一緒に引っ越してきました。
もしいつか自分の子供が生まれたら、くんくと遊んでもらいたいな。
などと、くんくと目が合う度に考えています。
この記事を書くにあたって、
そういえばこの子はどこの子なんだろう?とお尻のタグを見ると、「サンアロー」の文字。
今、初めて調べてみました。かなり老舗メーカーじゃないですか。
これだけ長く愛されるぬいぐるみを作れる会社ということですね。